npm -gをつけずにWindowsでVue CLI 3 + Electronのプロジェクトを作る

やったこと

npm install -g を使わずにWindowsにVue CLI 3 と Electron環境を作る

経緯

ただでさえ環境が壊れやすいWindowsで、Node.jsのバージョン切り替え環境すら用意してないのに npm install -gは絶対運用できない

やりかた

[Vue.js] Vue CLI 3 で electron-vue の環境を構築する方法

ベースはこれ

yarnを動かす

まず、適当なフォルダ(プロジェクト)を作る

test-pj

プロジェクト内で

npm init
npm install yarn

を実行すると、

test-pj

┣node_modules

┣package.json

┣package-lock.json

とかのいつもの感じになると思う。

npm install -g yarnを使っていると、この時点でyarn add hogeが使えるのだが、-gをつけていないため、パスが通っておらずそのままでは使うことができない

そこで登場するのがこれである

僕がnpm installに-gをつけないわけ - Qiita

package.jsonの、scriptsに、

"scripts": {
    "yarn": "yarn"
}

と書いてやれば

npm run yarnで、yarnが動く

いちいちnpm runって入れるのが面倒なら、aliasにでも登録しておけばいいと思う

vue-cliのインストール

yarnが動くのが確認できたら、

yarn add @vue/cli

でOK

そしてscriptsに

"scripts": {
    "yarn": "yarn",
    "vue": "vue"
}

といった形で追記

npm run vueで動くのでaliasが云々

vueプロジェクトの作成

npm run vue create project-name

で、vueプロジェクトが作れる。

いろいろ質問されるけど割愛、とりあえずDefaultでいいんじゃない

ファイル構造はこうなる

test-pj

┣node_modules

┣project-name

 ┣node_modules

 ┣src

 ┣package.json

  など

┣package.json

┣package-lock.json

はい、最悪ですね

これが、npm install -gを行わないことによる最大のデメリットだと思う

プロジェクト構造が終わってしまう

解決方法は現在思いついていないので、知ってる人が教えて下さい

vue+Electron

おそらく、vue-cliのインストールが終わると

cd project-name
yarn serve

とか言われるが、動かない

なぜならproject-nameにはyarnがインストールされていないからである

なので、project-name下でnpm install yarnを走らせる必要がある

yarnのインストールができたら、project-nameのpackage.jsonのscriptに同じように追記

これで、npm run yarn serveが動くはずなので、とりあえず実行してみて動作確認

動いたら

npm run yarn add @vue/cli

を実行しよう

これは決して頭がおかしくなったわけではなく、Electronのインストールに必要だからである

インストールできたらpackage.jsonのscriptに追記

npm run vue add electron-builder

を実行しよう

インストールができたら

npm run electron:serve

を実行しよう

scriptsには自動で追記されている(嬉しい!)

うまくできていれば、Chromiumが立ち上がるはずである

以上!